症状別 |
四十肩・五十肩は別名 肩関節周囲炎といいます。
四十肩の主な症状は、横から腕を上に上げようとしても上がらないというのが大半です。途中で激しい痛みを感じるので、そこから上に上げられないのです。この症状を感じたら、間違いなく四十肩だと思っていただいて問題ありません。
もうひとつ、四十肩の典型的な症状として夜間痛があります。夜中になると肩の痛みがひどくなって、あまりの痛みに夜も眠れなくなるというものです。肩こりなら多くの方が経験されていると思いますが、肩こりのように重い感じではなく、激しい痛みを感じるのが四十肩の特徴です。
ところで、腕を上げられないと生活にどんな不自由が生じるのでしょうか。
髪をとかしたり、洗ったりという動作は腕を上に上げる動作を伴うので、これが激痛によってできなくなります。痛みを我慢すれば上に上げられるとは思いますが、そこまでして上げなくても良いと思うほどの痛みです。
また、夜に痛むという特徴も悩ましいところで、横になると痛いので起きるということを繰り返しているうちに朝方になってしまい、睡眠不足を抱えてしまいます。夜眠れないと人間はストレスを溜め込むようになるので、そのストレスによって別の病気になってしまうリスクがあります。
この痛みを文字で表現するのは難しいのですが、「じんじん」「ずんずん」という感覚が近いそうです。血管の中を血液がどくんどくんと流れているのに合わせて、痛みが同じリズムでやって来るという訴え方をする人が多いところを見ると、相当痛みに対して神経質になっていることが分かります。
医学的な原因がよく分かっていない以上、何が原因であると断定的なことは言えません。ただ、日常的に体を動かす習慣がある人はなりにくいと言われているので、その真逆になるような生活をしている人は40代になったら四十肩を意識しておく必要があります。男性より女性のほうが多いと言われているものの、最近では男性で発症する人も多くなってきているので、あまり性別には関係ないのではないかという説もあります。
カイロプラクティックには、「背骨の歪みが身体の不調を生み出す」という考え方があります。
つまり、「背骨のゆがみを正すと、身体の機能は正常化する」ということです。
骨格全体のバランスが崩れると、神経などの圧迫だけでなく、筋肉が緊張し問題がおこる場合があります。
骨格のゆがみを改善することで、肩の痛みが改善することもあります。
また、肩痛の一番の原因でもある血行不良は、悪い姿勢からおこっていることが多くあります。
血行を良くしても、悪い姿勢のままであれば肩こりは元に戻ってしまいますし、筋肉に緊張が残っていると、100%改善せず、いつでも再発します。
背骨にアプローチし、身体の歪みを取り除いて、肩や首の筋肉や神経の働きを正常に戻すカイロプラクティック治療は、良い姿勢を作り出すことで、肩痛を改善していく治療法だといえます。
また、当院では運動療法を教えたり、物理療法による施術をおこなっております。
肩があがらない、寝ている時に肩が痛い、あげる角度によって痛みがあるなど、いろいろとご相談にのりますのでご連絡ください。